オーギリング・ジャーナリング

野良オーギリングファンによるコラム・解説

なんとなく振り返る長万部さとうくん送別会

10/25、すすきのは J Room で開催された「@ほぉ~むさとう 〜長万部さとうくん送別会〜」に参加し、大いに楽しませて頂きました。今回はほとんど写真を撮らなかったので、主に文字ばかりで箇条書きで振り返ってみたいと思います。

  • タイトルの「@ほぉ~むさとう」は、プレ旗揚げ興行でのリングネーム決定権でペドロ軍団山田くんがつけようとしたリングネームでした。結局、次の旗揚げ興行でレイ・セイス・ヤマーヤがつけた「長万部さとうくん」に決まったわけです。その「もしヤマーヤ・佐藤組が負けていたら名乗っていたかもしれなかった名前」に相応しいアット・ホームなイベントでした。
  • 冒頭でまず上田 GM がオーギリングの今後の予定を発表。既に決っている 11/29 @ BLOCH に続いて、12/26 は2回めのコンカリーニョでの開催が決定。加えて、1/16 *1も日程のみ決定とのことです。
  • GM の告知のあと演者紹介。この時点ですでにアット・ホーム感満開でした。4日後に出発するけどまだ部屋が全然片付いていないとの情報も。
  • 最初はさとうしゅんいち+くどうよしかによる「森のくまさん」。オーギリングでの長万部さとうくんはまず自分でかわいいもの(主に絵)を用意してそれを面白くするのが上手なのですが、コンビになると相手にかわいいものを担当させることで、思う存分そのかわいさに対していろんな味付けができるわけです。
  • 順番あやふやですが確か次がはかいこうせんの AVギャルの握手会 だったはず。三上翔のコメントがいちいちリアルで最高でした。これを見たいとリクエストしたのも偉い。保身に走りますが具体的にここが良かったというのは避けておきます。
  • そして多分その次が楽太郎一人漫才でした。これはもうなんというかまさに異空間です。オーギリングでの大喜利というのは各選手のひとつの側面にぐっと光をあてて見せてくれていて、気に入った選手の他の側面を探しに行く入り口にもなっている訳ですが、この一人漫才は、他にどこに行けば見られるのか解らないだけに、途方にくれるしかありません。ずっと見ていたかった。個人的にはこの一人漫才と森のくまさんが、普段見られない部分が見れたという意味で、最も気に入りました。
  • つぎは、ヤギハツマのライブ。オーギリングでのヤギのテーマとしてお馴染みの乳首の直径や澤田へそ太郎のテーマにもなっているアナル大回転*2が聞けました。客煽りや盛り上げはさすがでした*3。後半さとうしゅんいちがギターで参加して「38万パワーズ」のテーマを歌っていました。オーギリングではほとんど実現しなかった*4音楽での共演を見ることが出来て良かったです。
  • 多分次が、市場ひびき*5佐藤真一 による「札幌の母」。佐藤真一はさとしん博士によく似ていましたが白衣を着てなかったので他人の空似だと思います。台詞が説明的じゃないのに状況が伝わってくるのは二人とも演劇の人だからでしょうか。
  • そして再びさとうしゅんいち登場。今度はひとりで紙芝居もの。いつもののんきな中にちょっとだけ狂気を含んだ絵で話が進み、最後は歌で終わるという得意技をいかしたネタでした。絵も音楽も自分でどっちも出来るっていうのは、すばやく起動できて微調整が効くという点でどちらかしか(あるいはどちらも)出来ない人よりはるかにアドバンテージがあると思います。オーギリングは即興のライブだったので、どちらかをちょっとづつしか見られませんでしたが、今回のように作りこんで用意したものを見ることができて良かったです。逆にオーギリングでも予め作りこんだものを持ち込めるという対戦形式も面白いんじゃないかと思いました*6
  • そしてトリはアキト。もり上げもうまいし、連発したギャグも最高でした。長万部さとうくんに続いてアキトもそろそろこちらでは見納めってことを忘れて笑いこけているうちに予定されていた演目はすべて終了となりました。 f:id:motomachi24:20151025200138j:plain

  • と思ったら、控室(?)からチャンピオンベルトを巻いた王者中島麻載登場。音響スタッフとしてずっと参加していたとのことでした。中島の提案により、引き分けに終わった*7長万部さとうくん引退試合の再戦をエキシビジョンマッチとして開催されることになりました。観客や演者として参加していた実況・解説・レフェリーも駆りだされ、ビデオも回り*8ほぼオーギリングに近い形です。形式は妨害カード式の5ラウンドマッチでした。途中、中島が苦手とする「大きな声で言う」という妨害カードが与えられ、中島がその後の得点ですぐにその妨害を外す*9という展開を経て、勝者は中島。コンカリーニョでのハイクオリティな試合を思い出さずにはいられない良い勝負でした。 f:id:motomachi24:20151025204013j:plain

  • 演目はこれですべて終了でしたが、その後のアフターパティーにも参加させていただきました。がりんさんのサンドイッチ、とてもおいしゅうございました。前回、山本輔さんの近くの席でお話させて頂きましたのに続いて今回は菊池旭さんの隣です。ついてる。大喜利寺の話を教えていただきありがとうございました。あと、多分八人の法則で私の隣に座ってたと思われる人が近くの席にいらっしゃいました。「あの曲はゴールデン・ハーフですよ」って言いたかったのですが我慢しました。

  • 会場の J Room では隣の部屋でコスプレ・カラオケ大会をやっていたのか、露出度の高い服を着た方々を見ることができるという特典もありました。
  • 本編のオーギリングも楽しいのですが、ホワイトスターズの自主興行や今回の長万部さとうくん送別会のようなイベントもまた違った雰囲気でした。巧く言えませんが「そのまま市販可能な試作品」を見てるような楽しさです。他のユニットの単独企画も是非見てみたいと思いました。aWo 主催で恐怖の宴とかあったら絶対行きたいもん。

*1:だったと思う、違ってたらごめんなさい。

*2:家でずっと歌ってます。

*3:「客席に歌うよう求めるが、みんな恥ずかしがって歌わない」という流れの筈が、後ろに居る出演者がしっかり歌ってしまうというくだりが個人的には気に入ってます。

*4:炎の三番勝負2の「♪雨の降る街では〜」で一瞬だけ共演しています。

*5:もちろんうずまきズボンでした。

*6:現時点ではその最高峰は炎の三番勝負3の森真砂でしょう。

*7:規定により、チャンピオン防衛。

*8:多分、どれかの DVD の映像特典になるでしょう。

*9:実況席では「妨害カードを外したのは初めてでは?」と言ってましたが、ラフアウトラウドでホワイトスターズが「漢字を使わない」というカードを外していました。漢字を使わないを外したことがその後の「小百合って漢字でああ書くんだ」に繋がった訳です。