勝手にベスト5
2月26日の正規軍自主興行の前にベストバウト上映会が開催されるとの知らせに刺激され、自分でもマイベスト5バウトを選んでみました。
小原アルト・佐々木さん vs. 大喜利ロボット1号 ISHIHARA・2号 YAMADA
日時 | 興行 | 場所 | 形式 |
---|---|---|---|
2015.05.05 | ダブルスマイルインパクト | BLOCH | チェーン式 |
文句なく大多数の人が選ぶ名試合と言って良いでしょう。前半のアルト佐々木タッグの回答が終わった時に、おそらく会場中の誰もが「こんなの誰が出てきても勝てない」と思ったのではないでしょうか。唯一そのプレッシャーを跳ね除けることが出来た1号2号には感服しました。さすがロボット。この試合のあとチーム事情でアルト佐々木がタッグを組む機会は無くなりましたが、現在はそれぞれが「菊池・アルト」「佐々木・及川」という強力なタッグとなって活躍をしています。
ノリスのパートナー決定戦
日時 | 興行 | 場所 | 形式 |
---|---|---|---|
2016.09.11 | イタリアンバッカス来日興行 | J-ROOM | サバイバルローテーション |
まだ DVD 化されてないのですが、この一戦もベスト5、いやベスト3に入ってもおかしくない試合です。イタリアンバッカス自主興行の全試合が終了したあとで、ノリスがドンに「タッグベルト挑戦者決定戦に出るはずだったミラノ風ヤマダが(ヒッチハイクの旅に出ているため)出られなくなってしまった」と相談し、その興行に出場したすべての外国人選手(スエヒロッソ、ガイアドラグーンII世、シツジスコーニ・ナンザン、スズッキーニ、エヌ17世、アンディーユ、ピザハツマ、トレントット・ミカミ)がタッグパートナーに立候補したため、急遽組まれたのがこの試合です。有力選手が次々と脱落する中で最後まで残ったのがスエヒロッソとアンディーユ*1でした。試合は最終問題までもつれ込み、初のポイントによるジャッジの結果一点差でスエヒロッソが勝利。会場もかなり盛り上がった試合となりました。
ogiringjournaling.hatenablog.com
おしゃまんべさとうくん vs. 森真砂
日時 | 興行 | 場所 | 形式 |
---|---|---|---|
2014.10.25 | ボードマーカースピリッツ | BLOCH | ライト ダウン・オア・オンザスポット |
既に2勝をあげてご褒美が確定していたさとうくん炎の三番勝負の最終戦、これに勝てばご褒美に加えてベルトへの挑戦権が贈られるという試合でした。森は漫画家なので絵が巧いことは解っていても大喜利の実力が未知数だったので「事前に」かつ「絵を書き溜める」という最大級のハンディキャップをうっかり与えてしまったのではないかと思われますが予想に反して森真砂は大喜利の実力も素人ではなく、結果として「素手の武闘家 vs. 武装した素人」の戦いとなる筈が「素手の武闘家 vs. 武装した戦士」の戦いになってしまいました。おそらく森は時間をかけて回答を練るのが得意な選手なのでしょう。後にベルトに挑戦したほどの実力者であるおしゃまんべさとうくんが大差で負けたこの試合はルール設定の難しさが良く分かる一番となりました。
アキト vs. 山本輔 vs. すえひろ
日時 | 興行 | 場所 | 形式 |
---|---|---|---|
2015.11.29 | ドリームゴーラウンド | BLOCH | 馬鹿お題 |
アキトの試合は大喜利自体はもちろんのことストーリーやゲーム運びの点でも面白いのですが、中でもこの引退試合は会場が最高に盛り上がったのではないでしょうか。すえひろのブレイクのきっかけとなったという点や後に定番形式となった「馬鹿お題」が開始されたという点でもエポックメイキング的な試合でした。また、初の三名によるドローからのサドンデスであったという点も見逃せません。最後に勝利を決めたアキトの回答を受けてレフェリーと観客が「ゴング」をコールした瞬間はオーギリング屈指の名場面だったと思います。
ogiringjournaling.hatenablog.com
三上翔 vs. 菊地旭
日時 | 興行 | 場所 | 形式 |
---|---|---|---|
2016.07.29 | アミュージング | BLOCH | ダメージ オア リカバリー |
通称「夏のおねえ 対 秋のおねえ」と呼ばれるこの試合では、人気投票一位の菊池が二位の三上を潰しにかかったのですが、三上が逆境を跳ね返しシングル初勝利をあげました。菊池はまずペスト医師マスク風の面をつけて登場し、当時キツネ面をトレードマークにしていた三上のお株を奪い、試合でも過去の三上の回答を駆使して*2三上の戦意をそぐという作戦でリードを保っていました。後半に入るとその作戦に疲れたのか弾が切れたのか得点が伸びず、プレッシャーに弱いとされている三上がそのこと自体をネタに逆転勝利をもぎ取りました。大喜利は巧くても勝負強さに難があった三上ですが、誰よりもオーギリングに詳しい菊池にシングルで勝ったことで自信をつけたのではないでしょうか。
ogiringjournaling.hatenablog.com
もうすぐベスト5
他にも「ホワイトスターズ自主興行の巨大クロスワード」「YAC ぞえちゃん鮮烈デビュー」「安楽光の名回答の数々」「中島の無言大喜利*3」などなど迷った試合がいくつもありました。